フィギュアスケートはじめました。サムサラです。
フィギュアスケートを始めると決めて、絶対にすぐに靴を買おうと思いました。とはいえ、なにを選んでいいのかさっぱりわからない。メーカーとかもぜんぜんわからない。
たぶんそんなことになる「これから始める大人スケーター」も多いことだろうと思うので、私のはじめてのスケート靴購入記録を書いておこうと思います。
どこで買ったの?
餅は餅屋、ということで、スケートショップで対面で買うことに決めてました。通販で買える自信がまったくなかったし、そもそも私の足ってサイズが小さい(22cm〜22.5cm)のに幅がアホみたいに広くて甲は薄い、だいぶめんどくさい部類なので自分でサイズ合わせられる自信もなかった。ハイヒールなんて完全フルオーダーです、足に合うものがなくて。
で、その「スケートショップ」はどうやって選んだかというと、「自分が通う教室のリンクの横にあるショップ」にしました。ブレード(刃)の研磨がたまに必要になるということだけは知っていて、だったらリンクの横にあるショップが一番便利だろうなって。ただそれだけです。
あと、GWの短期教室で知り合った女性が私と同じ「6月からレッスンに通い始めるんです」という方で。その方とふたりで、もうその場のノリで買いに行きました。勢いです、勢い。「6月のレッスンはマイシューズで参加したい!」というその気持ちだけでショップにふたりで乗り込みました 笑
【追記】2019/12/27
最初は貸靴でスケート教室や個人レッスンに通うという方は、教室や個人レッスンの先生におすすめのスケートショップを聞いてみるのも良いと思います。
私は教室に通い始める前に靴を購入してしまったのでリンク併設のショップで購入しましたが、次に購入するときは、いまお世話になっている先生から紹介していただいた方に靴もブレードもお願いしようと思っています。
靴やブレードをえらぶ基準は?
まあ、靴のメーカーも知らなければ、ブレードのこともさっぱりわからない。そんな自分が自分の意思で「これください」と選べるわけないんです。
なので、スケートショップのスタッフさんに、こういうリクエストを出しました。
私は初心者です。
来月から大人のスケート教室に通います。
そのうちスピンとかジャンプとかやりたいです。
あわよくばダブルジャンプを!とか、わりと本気で思ってます。
そんな私に「松」「竹」「梅」の3パターンで提案をお願いします。
そんな私に3パターン、ちゃんと提案してくれたんですが、内容もそこそこに
「松で。」
とひとこと言ってオーダー完了 笑
「え、竹じゃないんですか?ふつう竹って言いません?」ってスタッフさんは爆笑してたんですが、本気で「松」をオーダー。
私ね、こういうときって一番良いのを選ぶのが一番良いと思うんですよ。私の性格上、竹を選んだりしたらあとで「松気になる・・松だとどうだったんだろ・・松にしたい・・・松買っちゃおうかな・・・」ってなるんですよ。だから、もう最初から松にしました。後々「やっぱり気になる」とかいって買い換えることになるくらいなら、最初から松を選んでおいたほうが結果として一番安上がり。
それに、松と竹って1万円も違わなかったんですよ。だったら松ですよ、松。その価格差は誤差です、誤差。
もちろん「竹」を選んでもいいと思います。たいていの日本人は「竹」を選ぶことが多いらしいです。でも私の性格は「松」だったんです。うちの両親の教育のたまものです。「一番良いものを選びなさい」って、あのひとたちならきっと言う。
ちなみに、一緒に買いに行った女性も「松」を選びました。「この価格差は誤差だよね」と言いながら。
スケートを始める方の中には、特定の選手を応援している方も多いと思います。スケートを続けるモチベーションとして「あの選手と同じメーカーの靴」というのも、すごく良いと思うんですよ。なので、大好きな選手と同じメーカーの靴を選ぶというのもアリだと思います。
私は宇野昌磨選手が大好きで、「リスポート」というメーカーの靴を履いているということだけは知っていました。私が靴を購入した時期、実は昌磨くんはEDEAを履いていたのですけど、それを知らなかった私は「松にします」と言ったあと、その「松」がリスポートだとわかって迷いなく購入しました。
昌磨くんは2019年GPSフランス大会からまたリスポートを履くようになり、自分もリスポートを履いていることがすごく嬉しかったりします。次に靴を買うときも、またリスポートにするんじゃないかな。昌磨くんがリスポートを履いている限り 笑
思い込み厳禁、試し履き必須
私たちが『靴のサイズは?』と聞かれて答えるサイズは、正確でないことが多いです。なので、初めてのスケート靴購入はショップで対面で購入するのをオススメします。
足のサイズの計測も、ただ単にカカトからつま先までの長さを測るだけではなく、指の付け根のあたりのサイズ、甲の周囲など、靴のサイズを選ぶための細かい計測もしてくれます。
スケート靴はジャストサイズである必要があります。でも、普段私たちが履いている靴は、だいたいが少し大きめサイズを選んでいることが多いのです。
スケート靴は小さすぎても大きすぎてもいけません。普段履いている大き過ぎるサイズの靴を選んでしまったことで、スケートの成長が思うようにいかないとしたら?
たぶん滑ることを楽しめなくなってしまうと思うんですよね。
なので、ショップでスタッフさんにちゃんと計測してもらいましょう。足のサイズがもう変化しない大人スケーターは、ジャストサイズの靴を手に入れるのが上達への一番の近道です。
私が購入した靴とブレードについて
靴はリスポートのRF3 Pro
ブレードはコロネーションエース。
お値段的には7万円台(ショップによって多少差はあると思います)
まだ半月しか履いてないですし、履いたのもまだ5回ですけど、いままったく後悔はしてないです。むしろこれで良かったって、ほんとうに思ってます。
私はこんなふうに選びましたけど、たとえば、好きな選手がいてその人と同じメーカーの靴を履きたいとかだったら、それもいいと思います。もちろん、4回転や3回転を跳ぶ選手と同じ靴では硬すぎて初心者に向かないし、選手と同じブレードは初心者向きではないのでまったく同じ選択はできないですけど。同じメーカーの初心者向けのもの、とかいう選択はできると思うので、それもアリじゃないかなって思います。
靴に関して言えば、白か黒か、みたいな選択肢もあると思うのですが、これについては私は白一択でした。「白がいい」という積極的な選択ではなく「黒である必要がない」という消極的な理由で。
白は女子向け、黒は男子向け、みたいな話がありますが、それは昔のルールがそうだっただけで靴の作りに違いはないという話もあるし、黒は男子向けに作られているから女子には向かないという方もいるし、いろいろ調べてみましたが真偽の程はいまいちよくわかりません。黒が履きたければ履けばいいし、好きにすればよろしいかと。実際、黒を履いている女性の方もそれなりにいますしね。
【追記】2019/12/27
ブレードについてですが、「コロネーションエース」が初心者の定番のように言われていますが、実は「中級者用」なのだそうです。もう少し安い初心者用のブレードはあるのですが、練習していくうちにスピンやジャンプも練習したくなる方が多く、そうなると、コロネーションエースのような中級者向けのブレードが必要になって買い替えになってしまうんだそうです。
ブレード自体は3万円程度ですが、それでもブレードを購入して1年くらいして「やっぱりスピンやりたい」「ジャンプやりたい」となって3万円の出費になるのってお財布に痛い。だったら最初からコロネーションエースにしましょう、ということを、スタッフさんがお話されていました。長く続ける前提だったり、スピンやジャンプなどもやりたい方の靴購入であれば、コロネーションエースが一番無難で、一番賢い選択なんじゃないかと思います。
というかんじで私は靴とブレードを購入しました。これから始める大人スケーターのみなさまの参考になれば幸いです!