だいぶマニア向けになりそうな気がしつつ書き始めました。
どうも、サムサラです。
ピョン落ちなので当然ながらしょーまさんのジュニア時代などリアルタイムで見ているわけがないのですが、ピョン落ちしてからすごい勢いで演技動画をYouTubeで見まくるという、スケオタあるあるな行動を私も取りました。
で。
ミュージシャンな私がけっこう気になっちゃったのが、プログラムで使われている楽曲。楽曲はすべて美穂子先生が選んでるそうなんですが、まじで美穂子先生センスいいと思う。
2013-2014シーズン
昌磨さん、高校1年生です。
地元名古屋のフィギュアスケーターなら誰もが憧れる中京大中京の高校生です。あの白地に赤で「Chukyo」のロゴが入ったジャージがすごい憧れなんですって。
うちの実家にもありますよ。紺色に白で「Chukyo」の文字の入った野球部マネのグランドコートが(妹が中京大学出身で体育会野球部のマネージャだった)
まだトリプルアクセルに苦戦していたこの年、全日本選手権のSPが6位になり、4回転もトリプルアクセルもないのにフリー最終グループ。憧れの大ちゃん(高橋大輔さん)と同じグループで演技するという目標を達成しました。
SP プログラム使用楽曲
ISUジュニアグランプリ公式アカウントが公開している、2013年のジュニアグランプリ リガ杯とタリン杯の動画もどうぞ。
使用楽曲
The blessed spirits
作曲:ヴァネッサ・メイ
スケールの大きな楽曲。
これを高校1年生のフリーに使おうという選択がすごいなと。
このスケールを表現できない人がうっかりこの楽曲を使ったら、きっと完全に楽曲に負けちゃうと思うんですよ。
15年以上人前で歌っててすごい思うのが、「自分が楽曲のスケールに負ける」みたいなことが起こるときがあって、それは単純にスキルが足りてないとかじゃなくて、なんというか、楽曲に押しつぶされるっていうかんじ。
そういう楽曲に向き合うにはもちろんスキルも必要なのだけど、それ以上に気持ちが大事で。でもそれって繰り返し繰り返し楽曲に向き合って、何度も何度も練習して、何度も何度も落ち込んで自分の才能に絶望して、みたいなことを繰り返してやっと自分に馴染んでくるような、そんなかんじなのです。私の場合。
ほんとうに壮大に身体全体で演技している姿を見てると、やっぱりこのひとは天才なんだなあなんて思います。
2分40秒(±10秒)のショートプログラムバージョンに編集してくれてる動画あるので、それも紹介。
FS プログラム使用楽曲
フリーは前年と同じ楽曲。前年の記事はこちら↓
なぜ同じプログラムを持ち越したのか理由は把握していないんですが、個人的にはすごく気に入っているプログラム。
エスニックというかエキゾチックというか、民族音楽の要素がこれでもかと満載で、昌磨さんの雰囲気に合うなあと。そして、このターコイズブルーの衣装もすごく印象的。全日本の最終グループでこのターコイズブルーは鮮やかだよなあ。
Secred Gardenの不思議な楽曲とこのターコイズブルーの衣装がすごくマッチしていて、つい何度も動画を見てしまうのです。
Embed from Getty Imagesまずはプログラム動画から。
全日本のフリーです。
まだジュニアなので普段は4分のプログラムを滑るのですが、このときは4分30秒。
4分のバージョンはこちら。
ISUジュニアグランプリの公式アカウントが公開している、リガ杯とタリン杯の動画です。
使用楽曲
いずれもSecret Gardenというユニットの楽曲です。
- Steps
- Hymn to hope
- Moving
EX プログラム使用楽曲
前年のショートプログラム、「タンゲーラ」がそのままエキシビションナンバーに!
髪型のせいもあるかもだけど、ずいぶん色っぽいですな。
Embed from Getty Images Embed from Getty Images
タンゲーラの元音源はこちら。
Tanguera
アーティスト:Sexteto Mayor
まとめというかつれづれ
なかなかトリプルアクセルが跳べなくて、きっとキツイ思いをしていた頃なんじゃないかなって思います。男子でトリプルアクセルも4回転もない状態でシニアにあがっても、トップ争いに入るのは難しいですしね。。
そんな時期ですが、プログラムはすごい素敵な1年だったんじゃないかなってファン的には思います。ショートの「The Blessed Spirit」も、フリーの「Steps」も、エキシの「Tanguera」も。
楽曲そのものに魅力があって、昌磨さんが身体全体で大きく素敵に表現してくれて。リアルタイムで見ていなかったことをこんなに後悔する1年はないなあと、思うのです。
自分の時間を巻き戻せるなら10年前に巻き戻したいわ。ほんとに。
そしたら10年前に東京に出てこないで名古屋でずっと暮らしてたのかなあ。
それはちょっと微妙 笑(東京暮らしも楽しい)