激務サラリーマン、サムサラです。
今日の記事は、役に立つ人には役に立つ。関係ない人にはまったく役に立たない情報です。
でもまあ、なかなかこういう情報って一般的ではないだけに、あえて書いておこうかなと思います。
去年、TOEICの会場だったとある大学の「講堂」での出来事。
試験が始まる前にリスニング音量を確認する時間があるじゃないですか。あのとき、リスニング音声が響いて響いて、ぜんぜん聞き取れないレベルだったんですよ。
「え、ぜんぜん聞き取れない」って思ったのだけど、試験官が聞き取りにくい人がいないか確認してみると、誰もそれを伝えようとしない。
そういうもんなのかなと思ってそのまま受験したら、なんとリスニングのスコアが70点ダウン。
これはいかがなものかと。
それで私は気づきました。
ああ、発達障害(ADHD)のせいかも、と。
プライオリティサポートについて調べた
私は発達障害(ADHD)です。
人によっては聴覚過敏だったり人がたくさんいる場所のガヤガヤした感じが苦手だったりするみたいですが、私の場合は音が響く場所の大きな音が苦手。
わんわん鳴ってしまって、聞き取れなくなるのです。
ということを忘れてました 笑
原因はわかったとはいえ、毎回会場によってスコアが左右されるのはキツイ。どんなに勉強しても、当日会場に行って「あー、今日はダメだ」ってなるのも辛い。当日会場に行くまで、どんな場所なのかわからないのも辛い。
というわけで、なんとかならないかなーと、なんとなくTOEICの公式サイトを見ていたら発見したのが「プライオリティサポート」
そこに「イヤホン受験」について書いてあるではないですか!!
どうやら、イヤホンでリスニングを受けさせてくれるらしいんですよ。普段イヤホンでスタディサプリで勉強していて、イヤホンならリスニングに苦労しないで済むことはわかってる。
これしかないなと。
というわけでさっそく申し込み
プライオリティサポートは、WEBからTOEICを申し込むときに同時に申し込みます。そして、別途書類の提出が必要です。
WEBからTOEICに申し込んだあと、公式サイトから書類をダウンロード。添付書類(私は障害者手帳を持っているので手帳のコピー)を同封して事務局に送付。
WEBでの申込み後、事務局から電話がかかってきてどういう状況なのかどういうサポートが必要なのかのヒアリングがあります。
私の場合は、「発達障害の影響で、会場によっては音がわんわん響いてしまって音声がまったく聞き取れなくなる」ことを伝えまして。書類と手帳のコピーを送る用意をしているのですぐに送ります、と伝えました。
実はこの書類の提出、TOEICの受付期間の間に事務局に届く必要があるんですよ。なので、申込期間が始まったらすぐにWEBから申し込んで、すぐに書類を送らないといけない。
たまたまタイミングよく申し込んだので、締切までに余裕で投函完了。
無事に申し込みができました。
さて当日
受験会場の案内のはがきの他に、プライオリティサポートの人向けの封書の案内が届きます。
私がお願いしている聴覚のサポート以外の方向けの案内も書いてあります。なので、自分に関係あるところだけをチェック。
そこには「ミニジャックのイヤホンまたはヘッドホンを持ってきてね」と記載が。
まあなにせ忘れ物の多いADHDですから。
前日にカバンの中に入れておきました 笑
そして当日。
早めに向かった会場は、とてもこじんまりとした専門学校。
私の教室は6名。
全員イヤホン受験です。
イヤホン、忘れても貸してもらえるんですね。となりの人が借りてました。(でも自分のお気に入りのを持っていったほうがいいと思う。感覚過敏を併発の人は特に。)
ひとり1台用意されたCDラジカセ。そこに、試験官と私のイヤホンをさして、音が問題なく出ているかどうかを試験官もチェックしながら、試験前の音声チェックが進みます。
ラジカセの操作はすべて試験官。音量の調節も、音声チェックのときに試験官にお願いして音量調節してもらいます。
受験者2人に1人、試験官がついてくれます。なにこれすごい。
まさかの手厚さ。
まさかこんなに手厚くサポートしてもらえるなんて。なんていうか感動した。
無事終了
おかげさまで無事に試験完了。
全然聞こえなかった前回と比べて、355 → 440とスコアは大幅アップ。
なんかホッとしました。
これで、不本意な理由で悔しい思いをしなくて済むんだなあと。
ちなみにプライオリティサポートの申し込みですが、同じ条件のサポートでOKあれば、書類を提出して受験したときから1年間はWEB申し込みのときに「前回と同じサポートを希望する」とするだけでOKです。
毎回書類の提出するのは面倒だからね。これも地味に助かります。
というわけで、今後もずっとプライオリティサポートでイヤホン受験します。
次は800点取れるといいな!