「今季はもしかしてひとりかも」で見えた宇野昌磨の本気。

満知子先生、美穂子先生のいるグランプリ東海クラブを離れるとき、次のコーチはこれから探す、というような記事を見て「でも、なんとなくアテはあるんでしょ?」と思っていた方も多いハズ。

まさかこんなにも「これから探す」という言葉通りだとは。

 「(新コーチを)慌てて決めようとは思っていません。今季はもしかしたら1人かも。来季までには決めたいと思っています。1年後までに」。今月3日に幼少時から指導を受けていた山田満知子、樋口美穂子両コーチから離れることを発表して以来となる地元での表彰式。壇上で「これからも日々努力したい」とあいさつすると、練習拠点も含めた新たな環境は1年後を期限として探していくことを明かした。

中日スポーツ:https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/figure/news/CK2019061002100034.html

でも、なんかしょまさんらしいなと思った。「シーズンまでに」と慌てて選ぶのではなくてほんとうに自分で納得行くまでじっくり選びたいんだろうな、ひとりでシーズン戦うことになるかもしれないことも含めての「覚悟」だったんだなと、その覚悟の大きさをいまさらながら「なるほど…」とこっちが噛みしめることになったわ。

ここまで覚悟が決まっていたのだとわかると逆にこっちも安心するというか 笑

「じゃあもう、ひとりでシーズン戦うことになってもしょまさんは大丈夫」みたいなよくわからない安心感が出てきちゃったというか。本人がそのつもりならこっちもとことん付き合いますよ!みたいな、変な気持ちになってきちゃって。

なんかもうむしろ、ひとりで淡々とグランプリシリーズ戦ってる姿とか、ひとりでばんばん優勝していく姿とか、キスクラでひとり無表情で「うん、そのくらいのスコアですよね」みたいな顔で納得してる姿とか、そういう画が見えてきた。むしろね!

しょまさんの場合、次のコーチ探すってなかなか難しいだろうなと思うところはけっこうあって。オリンピック銀メダリストのコーチになってしまったら、ふたりの目指すところは世界一しかないわけで。それを達成できなければコーチとしての経歴に傷がつくかもしれない、自分のコーチとしての手腕をやんや言われることになるかもしれない、そういうリスクを負ってまでコーチを引き受けてくれる人がいるの?というのがあって。

そういうのもあって時間がかかることはあらかじめ計算に入れて「1年以内」と本人も長めの期間をとっているかもしれないのかなと思っていて。もちろん、しょまさんが自分のスケートに合うコーチ、自分にとって必要なコーチを選ぶ、という観点でも時間はかけたいんだろうけど、それと別軸で、この問題ってけっこうあるんじゃないかなって。

しょまさんに「振り付けしたい」ひとはけっこういると思うんだ。彼のスケーティング・表現力はもちろん、「宇野昌磨」という素材そのものキャラクターそのものをどう自分の振り付けで魅力的にできるのか、彼の可能性やいままでにない魅力をどう引き出すのかっていう側面でも、振り付けたい人はたくさんいるんじゃないかなって思う。でもコーチとなると別物、そんなにかんたんに「やりたい」ってならない気がする。なんとなくね。

どちらにせよ、私たちファンは見守るだけです。彼の選択が彼にとって一番正しい。それは間違いないと思うのです。

そして、エテリ組での合宿、なぜかとても楽しみですw

ねえ、エテリがインスタにしょまさんの写真アップして「ショーマウノが夏合宿にくるよ!」って公表するなんて、一体誰が予想した?私は予想だにできなかったわ!この投稿のつい数日前に、「ショーマはロシアにくるんじゃないか」ってエテリに取材を申し込んだロシアの記者さんにガン無視きめこんだばかりだってのに。

なんだかロシア全体がしょまさん熱烈歓迎ムードなので、夏合宿の充実した練習姿をばしばし見ることができるんじゃないかなってすごく楽しみ。