大人スケーターの憧れのひとつ、スピン。憧れていなかったとしても、フィギュアスケートを自分でやるようになって「やっぱりスピン気になる・・・早く私もくるくるしたい・・」となる人もいると思います(私です)
スケート教室やコーチによっては、けっこう早い段階で両足スピンを教えてもらえるところもあります。両足をそろえてくるくる〜、とお手本を見せてくれる先生のとおりやってみると・・・できないんです 笑
予想通り、スピンなかなか手ごわい。両足スピンもなかなかまわらなかったり、身体がグラグラして怖かったり。
そしてなにより目がまわる!
というわけで、自分の練習のためにいろいろ動画を探していて特におすすめのを見つけたので、それをご紹介します!
おすすめレッスン動画紹介
スピンのレッスン動画はほんとうにたくさんあるのですが、すごく丁寧で細やかな説明とお手本が特徴のこの2本が断然おすすめです。
2本の動画は続きモノなので、ぜひ通して見てみてください。この動画2本で、本当に最初の最初の練習から左FOで入る片足スピンまで、説明が全部見られます。
初めてスピンを練習する人は、絶対に目がまわります。まずはPart 1の両足スピンからゆっくりと練習してください。気持ち悪くなったら無理しないで休憩を!
また、最初は軸が安定しなくて身体がグラグラして変な転び方をするリスクもあります。目が回ったら治るまでインターバルを入れて、そしてまたゆっくり練習してください。
軸が取れるようになってくるころには目もまわりにくくなってきていると思います。回転に慣れるまでは焦らずゆっくり練習しましょう!
How to do a One Foot Spin On Ice Part 1
まずは両足スピンから。軽く右足を滑らせてすぐに両足スピンに入っています。(お手本は0:58から)
この練習で身につけたいのは「軸」。頭が一点から動かないように気をつけると、身体の中心に軸ができて安定して回ることができます。
腹筋をしっかり使っておなかはがっちりとロックするくらいの感じで、でも上体は上に上に伸びるようなイメージで前かがみになったり右側に倒れたりしないようにしましょう。(3:05くらいから「よくある間違い」として説明されています)
腕の使い方も真似してください。お手本を何度も見てイメージをつかみましょう!
そして両足から右足をあげて片足スピンへ。
体重は左足の指のつけねのぽってりしたところよりちょっとだけ土踏まず側。そこに体重を乗せて足を左右にふると、氷の抵抗がまったくないのですぐにわかると思います。(2:38くらいから体重の位置の説明があります)
体重がつま先側になりすぎてしまうとトウがひっかかって回転が止まってしまうのでNGです。もしスピンしているときにゴリゴリと音がするようだと、トウがひっかかっています。うまくいっているとしゅるしゅるという音がします。
軸が安定してきたら、1:30くらいからのお手本みたいに、大きく右足で滑り出して勢いをつけて、すぐに右足を上げて左足だけでぐるぐるまわる練習を。
How to do a One Foot Spin On Ice Part 2
Part1で基本を学んだあとは、Part2で左足一本(左フォアアウト)でスピンに入っていくエントリーについてのレクチャーです。
腕の位置、身体の向き、傾き、膝の曲がり方などチェックしながらお手本を何度も見て、イメージをつかんでいきましょう!
0:27くらいから、左フォアアウトでどんどん渦を巻いていくように滑ってスピンに入る様子をお手本で見せてくれています。
同じように1:10くらいにもお手本があります。このとき、腕をどうやって締めていくのかという説明もあります。この腕の使い方で遠心力が得られると、スピンがまわりやすくなります。
1:35くらいから、よくある失敗として「トラベリング」についても実際にやって見せてくれながら説明してくれているのも嬉しいポイント。トラベリングはほんとうによくやってしまいがちなのでNGのお手本と正しいお手本を見比べながら説明も聞いてみてくださいね。
レッスン動画集
スピンのエントリーレッスン動画
スピナーを使ったレッスン動画
自分で動画を探すときの検索ワード
- one foot spin
- 1 foot spin
- two foot spin
- 2 foot spin
これらの単語に「figure skating」や「on the ice」をつけるとばっちりです!
スピンについて
スピンは練習すれば誰でもできるといいます。
私の知り合いの大人スケーターはスピンができるようになるまで5年かかって、とてもじゃないけどできるような気がしないという状態でも練習を続けて、いまではシットスピンもキャメルスピンもぐるぐる回っています。
私もスピンは苦労しています。何度も悲しい気持ちになったし怒りが湧いてくることもありますw
でも、「練習すればできる」っていうたくさんの大人スケーターの言葉を信じて、練習を続けようと思ってます。
一緒にがんばりましょう!