スケート靴買い替え騒動記。大人スケーターが1年で靴を買い替えた。

2019年6月にフィギュアスケートをはじめました、サムサラです。

フィギュアスケートを始めるときにマイシューズを買いました。RisportのRF3とコロネーションエースです。

すごく気に入っているし、特に不満もなく履いていました。

そのうち上手になったらRisportのもうちょっと高い靴を買うぞーとか、先生からOK出るくらい上手になったらパターン99レボリューション履きたいなーとか、そんなことを考えてました。

棚ぼたの特定給付金10万円は、何年後かにいつか来るであろう(来てほしい)「高いブレードを買うとき」のために取っておこう、そんなふうに思ってました。

スケート靴の中でかかとが浮いてしまう、抜けてしまう問題

「靴がだんだん足に馴染んできて紐をぎゅーっと締められるようになってきたなあ」

そんなふうに感じたことが、この1年で何度かありました。

ぎゅーっと締めるとなんとなくエッジの位置が変わって滑りにくくなってしまうので、「あんまり締めすぎると滑りにくくなるなあ」なんてのんきに考えてました。

バッジテストを受験することになって、その「ぎゅーっと締めるとエッジの位置が変わってしまう」がすごくやっかいな問題になってしまいました。

バッジテスト前に自主練習していて、ふと、かかとが靴の中で動いてしまっていることに気が付きました。靴の中でかかとが左右に動いてしまったり、縦方向にすぽっと抜けるような感じになってしまうのです。

紐の締め方が足りてなかったのかなと思って締め直すと、今度はエッジの位置が変わってしまう。まだ心もとないセミサークルがうまく行かなくなってしまう。

かかとが抜けるのは気になるけれど、エッジに乗れなくなるのはものすごく困る。それで、毎回「わざとゆるめ」に締めないといけないという、なんかおかしなことになってしまいました。

紐をぎゅーっと締めてもエッジに乗れるようにブレードの位置調整をすればいいじゃん、と思うかもしれないですが、なにせバッジテスト直前。いままで位置調整にさんざん苦労してきたので、万が一のことを考えるとこのタイミングで靴に手を入れるのは怖すぎる。

それで、バッジテストが終わるまではかかとが抜けたり動いたりするのを我慢して、なんとかテストを乗り切りました。

初級バッジテストが終わって、悲劇は訪れた

バッジテストが無事に終了し、次の日から紐をぎゅーっと締めて、かかとが動かないように履いてみることにしました。

まあ予想はしていましたが、エッジの位置が思いっきり変わりました。

まず、セミサークルは全滅。フォアアウト/フォアイン/バックアウト/バックイン、全部まともに滑れない状態です。バックアウトなんて、蹴り出してスケーティングレッグを氷に置いた途端にコケましたからね。軽くトラウマ。

しかも、そこまで紐を締めているのにも関わらず、まだかかとは動いてしまうし抜けそうになってしまう。

クラブ生のレッスンが終わったタイミングの先生に相談すると、「紐をもっと締めてみて」とのこと。そして当然ながら「エッジの位置は変わりますよ」と。紐を締めてもまだ解決しなかったらまた相談してね、と。

すぐに紐をさらに締める私。もう足の甲がだいぶ痛い。絶対やりすぎだなと思うレベル。

その状態で陸で立つと右足が外側に倒れてしまう。明らかにブレードの位置が合ってないってことなので、次の日にショップにブレードの位置調整に行くことにしました。

ブレードの位置調整をしてもらって、多少は改善しました。右足のバックアウトに気持ちよく乗れなくなってしまったのは大問題ですが(チェック姿勢とかで一番使いますし)、セミサークルがまったくできなくなってしまった状態からは脱却。

しばらくは先生から出されたスピンの宿題をやったりなんだかんだそれなりに楽しく練習していたんですが、でもやっぱりかかとは動くし抜けるまま。かかと問題は解決してないのです。

次のレッスンのときにまた先生に相談。紐をきつく締めてみたけど、かかとは解決しません、と。

なんでかなーなんでかなーと先生と周回しながら話しているときに、ふと思いついて「関係あるかわからないんですけど、そういえば私、靴を買ったあとのこの1年で7キロ痩せました」って話したら、先生が「あ・・・」と。

「それ、足のサイズ変わってる可能性高いですね」

なんと・・・。

「買い替え・・・かなぁ・・・・」とすごく申し訳なさそうに言う先生。いや、先生は悪くないです。私の懐事情をお気遣いありがとうございます。先生は悪くないですよ、懐は痛いけど・・涙

身体が痩せると足も痩せる

この1年で7キロ痩せたんです、私。

って言うと「すごーい」って言われますが、すごくないです。その前の年に1年で7キロ太ったからもとに戻しただけです。おやつにあんぱん3個食べるような生活を改善したら、1年で普通にもとに戻りました。体脂肪率はまだちょっと戻ってないけど。

で、この7キロ減で、私の足もサイズが変わってました。

その日のレッスンのあと、右足のバックアウトに乗れなくなったのを解消するためにまたブレードの位置調整でショップに行って。

かかとが抜けちゃうって話をしたあと、スタッフさんにも同じように「私、この靴を買ったあとに7キロやせたんですよ」って話をしたら「足のサイズ変わってますね、それ」って普通に言われました。

スタッフさん曰く、「靴を買い替えるか、もう一度7キロ太るかですね」

いやw
7キロ太るのはもう無理です。

ということで、買い替えで心が決まりました。

リスポートはヒートモールドができるので、もう一度やってみてかかとを狭く調整するっていう案もあったんですが、もう思い切って買い替えることにしました。無理に合わない靴を履き続けて苦労するより、お金で幸せを買うことにしました。

これですごく納得いったのが、私、この1年で何度もブレードの位置調整が必要になったんですよ。一度位置を合わせても、数カ月後にまたエッジに乗れなくなってしまって調整が必要になるということを何度も繰り返していました。

それは、この1年で私が痩せていくのに従って足がやせて紐をきつく締められるようになって、エッジに徐々に乗れなくなって行ったんだなと。

買い替えを決めて、すぐに先生にメール。次の日に買い替えの相談に乗ってもらうことにしました。

買い替え大作戦開始

先生からは「とにかくいろんなメーカーのいろんな靴を履いてみて、かかとが抜けないものを探そう」とアドバイスがありました。

私はそれまで履いていた靴の小さいサイズか小さい幅のものを買うつもりでいたのだけど、他のメーカーのものも、先入観なしでとにかく履いてみてほしいと。それでも合わなければフルオーダーも選択肢に入れてほしいと。

先生、ガチのアドバイスなので大好きです。「大人の趣味だから」という忖度なしで、ガチで「うまくなるために必要なこと最優先」のアドバイスでした。

というわけで、2つのショップで試着しまくることにしました。

ショップの方にも事情を話して、とにかくかかとが抜けないものを探しているのでたくさん試着させてくださいとお願いしました。快く受け入れてくださいました。ショップの人たち、ほんと親切でした・・。

ここからは私の試着レビューです。あたりまえですが、足の形はみんなそれぞれですし、履き心地もひとそれぞれです。あくまでも参考程度に。

スペック

それまで履いていた靴

  • Risport RF3 Pro
  • 235サイズ(22.5cm相当)
  • C幅(普通幅)

ジャクソン

まずはジャクソンから。柔らかめのタイプを試着。足の縦サイズに合うものは幅が大きすぎるしかかとの幅も大きすぎでNGでした。中の素材の影響でつるつると靴の中で足が動いてしまうくらい、幅が大きかったです。

同じくジャクソンの、もう少し硬いモデルも試着。かかとがものすごく狭くて固くて、それはそれで苦痛。足の幅はやっぱり大きすぎて、靴の中で足が自由に動いてしまうのでNGでした。

コスギ

他のメーカーと明らかに違うのがコスギの靴。良い革を使っていてそれがだんだん足に馴染んでくる、というのが特徴であり最大のウリ。

革製品大好きなワタシ的にはすごく大好きなとても硬派なコンセプトなんですが、いかんせん私が軟弱すぎました。

骨という骨が当たりまくって痛い。馴染むまでたぶん頑張れない。練習が嫌になってしまいそう・・。

「とにかく痛いです・・」と話をして、見送りました。

リスポート

まずはそれまで履いていたサイズのひとつ小さいサイズを試着。親指があたってしまって小さすぎることがわかり、230サイズC幅はNG。

私は足幅が広め。計測した足幅のサイズからすると履けるはずがない235サイズのB幅を履いてみたら、意外にもあっさりと履けました。指のつけねの骨が当たるようなこともない。かかとも抜けない。

これが一番の候補になりました。でも、まだ幅に余裕がある感じがしたので、235サイズのAA幅を取り寄せて、そっちも履いてみようってことになりました。

後日、235サイズAA幅を履いてみたら、親指があたってしまってNGでした。左足の親指の付け根の骨もあたって痛いので、これは完全にNG。

別のショップでは240サイズのAA幅も履いてみました。つま先も幅もかかとも問題なかったですが、かかとのぴったり感は235サイズのB幅のほうが良かったです。

エデア

235サイズC幅は、親指があたってしまうのでNG。

240サイズC幅はつま先のサイズ的には大丈夫だけど、幅が余裕ありすぎるのと、かかとが抜けてしまうのでNG。

240サイズB幅はつま先のサイズも幅も問題なし。ただ、紐を思いっきり締めないとかかとが少し抜ける感じがしました。甲高な人であれば問題なかったと思うんですが、私は甲が低いので思ったように紐を締められず。。

当初、私レベルならコーラス(硬さレベル70)だろうと思っていたんですが、ベロが柔らかすぎてだめでした。ショップのスタッフさんもベロを押す私の姿を見て「脚力あるのでもっと硬いのがいいですよ」と、コンチェルト(硬さレベル85)とアイスフライ(硬さレベル90)を出してきてくれました。

で、コンチェルトとアイスフライを履いてみたら、紐がなかなか思うように締められない。甲が高めに作られているそうなんですが、私は甲が薄く低いタイプ。新品の硬い靴ではあまり紐が締められなかったので、かかとをちゃんと固定できるかどうかを確認できませんでした。

履いた感じ、アイスフライは紐さえちゃんと締められれば大丈夫そうでしたが、中のクッションが柔らかすぎな印象。中のクッションが好みのコンチェルトは、紐を締めるのがちょっと難しそう・・・。

悪くはないけど「コレ!」とはなりませんでした。

試着大作戦の結果

2つのショップで2日かけて、のべ30足くらい履きました。紐の締めすぎで両手にマメが6個できました。もう無理です、痛すぎて紐が締められない。

4つのメーカーのいろんな種類のいろんなサイズのいろんな幅の靴をたくさん試着した結果、それまで履いていたRF3 Proの、同じサイズの、ひとつ小さい幅の靴を購入しました。

本当にたまたまですが、同じ靴に決まりました。

これだけたくさん試着させてもらって、思い残すことはないし、ものすごく納得の選択ができました。

なにより大発見だったのは「私は幅広だ」と思っていたのが、大きな勘違いだとわかったこと。

普通に計測するとそれなりの幅なんですが、実際に靴に入れてみると、私の足幅は案外細いのです。横アーチが崩れている「開張足」だということがわかりました。

最初買い替えと決まったとき、海外通販で個人輸入して安く済ませようかと考えたんですが、ちゃんとショップで試着して購入して正解でした。

それまで履いていた靴のブレード調整

買い替え大作戦の間、それまで履いていた靴も同時進行でブレードの位置調整をしました。

もし買い替えが難航してしまったら、その靴をしばらく履き続けないといけないので。

何度も位置調整をしてやっとピタっと決まった2日後に、買い替えしてブレードも新しい靴に付け替えましたけどね。。

スケート靴はサイズが本当に大切

新しい靴を購入して、すぐにヒートモールドで私の足に合わせて成形しなおしました。

そして古い靴から新しい靴にブレードを付け替え。位置調整をしてもらったあと「やっぱりサイズがあってると位置がすぐ合いますね・・・」とスタッフさんが言ってました。

ほんとうにそのとおりで、その後すぐに滑ってみて、大きな問題はありませんでした。

もう少し滑ってみて多少の調整は必要になるかもしれませんが、少なくとも、前の靴みたいにソールからはみ出すほどブレードを動かさなくちゃいけないことにはならないはずです。

新品の靴に変わって、また靴をなじませるところからになりましたが、今度の靴はきっと長く履けるはず。(太ったりしなければ)

次に買い換えるときは、もっと上手になっていたいなと思います。良い靴買って、良いブレードをつけることを目標に、今の靴を履きつぶすくらい練習します!