大人のフィギュアスケートのはじめかた(総集編)

フィギュアスケート、好きですか?

私は好きです。
特に宇野昌磨選手を応援してます。

2018-2019シーズンが終わってスケート界隈がちょっと静かになったこの時期に、思い立ってフィギュアスケートを始めることにしました。

始める前にネットでいろいろ調べてはみたものの、大人がフィギュアスケートを始めるのに必要な情報が少ない!見つかっても古い情報だったり。

そこで、自分の場合どうだったのか、みたいなのを記録で残しておくことにしました。随時更新していきます。

誰かの役にたつといいな。

まずは体験レッスン or 短期教室から

「フィギュアスケート始めるぞ!」と決めてしまった人にとって、体験レッスンや短期教室が必須だとはまったく思わないのだけど、それでも受けてみることをお勧めします。

特に、都内や名古屋みたいな、選択肢が多い地域の人たちは、自分が通うのに一番都合が良いリンクはどこかな、とか。短期教室に行ってみることで週1通うイメージがつきますしね。

子どもたちの長期休暇(春休み・GW・夏休み・冬休み)には1日〜数日の短期教室を企画しているリンクも多いので、その情報をチェック!参加年齢を見ると、だいたい大人もOKなはずです。

私は東京在住なので通える範囲にけっこうな数のリンクがあって。その中でもレッスン通いやすそうなひとつに狙いを定め、週1レッスンの申し込みのついでに短期教室に申込しました。詳しくは↓の記事参照。

スケート教室申し込み編

いつから通い始めるか、が結構悩みました。
なぜそこ?って感じかもしれませんが 笑

でも、「いつ」ってのは自分で決めるしかなくて、「いつか」って言ってるうちに平気で数年経ってしまうのをいままでさんざん経験してきているので、もう勢いだけで申し込みに行きました。

そこで目の当たりにした厳しい現実。
それは定員オーバーのためウェイティングが必要だと。

しかも1年以上待っている状態とのこと。

え?

ってなりました。
ええ、「定員オーバー」なんですって。

社会人が通いやすい土日のクラスは全部埋まってました。ウェイティングリストに名前のっけて空きが出たら入れる、でもいま1年待ちですよ、って。

平日の昼間のクラスはすぐ入れるんです。
でもわたし、普通に会社員なので10時〜11時台とかに通えるわけないし。

と思っていたら、「土曜日の一般営業時間を短縮して、土曜日の夜の大人クラスを拡大するので、それだったら6月から入れますよ」と受付のおねーさん。

じゃ、それで。

即答でした。
その場で申し込みしました。

たぶん、どこのリンクもこんな感じじゃないでしょうか。土日の大人のクラスはきっとウェイティングが出てるところも多いと思います。

私はたまたま思いついて「今しかない」くらいの勢いで申し込み行って、たまたまタイミングよくクラス拡大の時期にマッチしたからすぐに申し込みできたけど。ひょっとしたら本当に空きが出るまで待ち続けないとだめな人も多いハズ。

なので、思い立ったらすぐ問い合わせ。
おすすめです。

スケート靴は買うの?スケートを始めるのに必要なものは?

まず必要なのは、スケート靴。
もちろん貸靴で始めることもできますが、長く続けるなら早めにマイシューズを購入することをおすすめします。

大人のフィギュアスケート、初心者向けスケート靴の選び方

マイシューズ購入記はこちら。
大人のフィギュアスケート初心者が、スケート靴を買った。

スケート靴は最初にいくらかけるべき?

スケート靴とブレードについては以下の記事で詳しく書いています。
大人のフィギュアスケート、初心者向けスケート靴の選び方

EDEA+コロネーションエースだったら5万円台、リスポート+コロネーションエースなら7万円台が相場かと思います。

もちろん、選ぶ靴やブレードによって、値段の幅はかなりあります。スピンやジャンプをやるかやらないか、メーカーのこだわりがあるかないかなど、その人その人によって違うと思いますが、ある程度真剣にがんばりたいなと思っている方なら、5万円台〜7万円台と思っていていいと思います。

必要な小物類は?

本気でフィギュアスケートを始めたい人のために、最初に揃える必要があるものとだいたいのお値段を書いてみます。

エッジケース(プラスチック製)とエッジカバー(布製)

マイシューズを購入したら絶対に必要になるのが、プラスチックのエッジケースと布製のエッジカバー(どちらもいろんな呼び方がありますが、私はそう呼んでいます)

プラスチックのエッジケースは、リンクサイドを歩くときなんかに使います。トップ選手がリンクからあがってきたときにコーチから手渡される、アレです。エッジを保護するためのものです。

これがエッジケース。プラスチック製です。

布製のエッジカバーは普段の保管のときに使います。ブレードの錆を防ぐため、プラスチックのものではなく布製。ブレードの水分を拭き取ってから布製エッジカバーをかけて、持ち運んだり保管したりします。

このふかふかしたのがエッジカバー(布製)

これも値段はいろいろですが、プラスチックのエッジケースは、1600円〜5000円程度。布製エッジカバーは700円くらい〜3000円以上まで。ぬいぐるみがついているようなエッジカバーだと高額です(かわいいけど)

ぞうきん

別に雑巾じゃなくてもいいんですけどw
リンクからあがったときにブレードを拭くためのぞうきんです。100均で大丈夫です。マイクロファイバーのを使っている人も多いです。

てぶくろ

必須です。ブレードで手をざっくり行くのが一番怖いです(自分もまわりも)そもそもリンクは寒いです。

正直、てぶくろはなんでもいいので、こだわりがない方は100均で十分です。

私は撥水性とデザイン性とスマホの操作ができるもの、という基準で選んだ結果、モンベルのものを購入しました(3000円弱)

ただ、ころんだときにたまに手をついて痛い思いをすることもあるので、ジェルパッド入りのものを小杉スケートで購入しました。これもたしか3000円弱。スマホの操作もできるし、快適です。

靴下

バレエソックス(1000円程度)のような、薄手のものがおすすめです。靴が足首に直接あたるとこすれて痛いので、丈は長めのものを。

その他

  • ティッシュ
    ぜったい鼻水出るから、持っていきましょうw
  • 小銭
    飲み物がほしくなったり、おなかすいたりします。
  • おやつ
    必要に応じて。おにぎりとかでもいいかも。
  • ヘアゴム
    髪が長い人は結んだほうが滑りやすいです。

ウエアはどうしたらいいの?

ウエアは、最初はほんとうになんでもいいです。

ただし、すそが広がっているパンツはNGです。パンツのすそにスケート靴をひっかけて転んでしまうので。

リンクは寒いので寒さ対策は万全に、でも身体を動かすとけっこう暑くなるので、脱ぎ着がかんたんにできるといいです。

トップス

私は、冬は「Tシャツ+フリースジャケット(モンベル)+ユニクロのウルトラライトダウン」という感じです。いろいろやれるようになると暑くなるので、練習の途中でフリースを脱いで「Tシャツ+ウルトラライトダウン」になることも多いです。

夏はリンク自体の気温も高いので、「Tシャツ+トレラン用のフリース(モンベル)」ってかんじです。

私は日本でも有数の「寒いリンク」で練習しているので、他のリンクだともうすこし軽装でも大丈夫な可能性あります。大事なのは、「脱ぎ着できるようにしておくこと」です。

ボトムス

ボトムスは、「スポーツ用レギンス(ユニクロのエアリズム)+ミズノのショートパンツ+レッグウォーマー」か、「フィギュアスケート用のレギンス(かかとまでひっかけるアレ)+ミズノのショートパンツ」です。おしりの形に自信がないので、まだショートパンツが必要。そのうちレギンスだけで滑りたい。

スポーツ用レギンスじゃなくても、ヨガ用のレギンスでも良いと思います。素敵なデザインのもたくさん出ていますしね。

個人レッスンを受ける人は、できるだけ身体のラインが出るようにしましょう。先生は身体の使い方を見ていろいろアドバイスをくれます。

フィギュアスケート用のレギンスはAmazonで1000円台から売っていますが、1000円台だとかなり薄い生地です。冬はせめて3000円台のものを購入するのがおすすめ。あと、中国からの発送なので手元に届くまで2週間くらいかかります。

フィギュアスケートのメーカー製のものであれば5000円台〜1万円超えまであります。私はメーカー製のは着用したことがないんですけど、そろそろそういうのに手を出してもいいかなとも思っています。

お手頃価格かつ品質が良いスケートレギンスなら、「マリーナアイス」かなと個人的には思います。ぽかぽか厚地レギンスを愛用です。撥水レギンスも試してみたい。窮屈すぎない、やわらかい着用感が気に入っています。

ウエアはほんと、好みがあると思うのでお好きに。

通うためのバッグは?

マイシューズを持っていく人は、その持ち運びが便利なものがいいです。

やっぱりそれなりに重いので、リュックかコロコロキャリーがおすすめ。私はリュック派でした。最初はLLBeanのド定番バックパック(大きい方)を使っていました。メインコンパートメントの他に、もうひとつコンパートメントがあるのが便利です。あと、前面ポケットもとても便利。

スケートバッグである必要はありません。こどもたちはスケートバッグを背負っていたりしますし、それはそれですごく便利な作りだったりするのですが、大人が背負うのはデザイン的にちょっと・・という方は、NorthFaceのバケツ型リュックとかでもいいと思います。

靴は風呂敷に包んでかばんに入れる方もいます。その場合、70センチ四方がベストなサイズです。90センチ四方だと大きすぎますが、結び目のところで腕に引っ掛けてハンドバッグ風に持ち運ぶことができます。そのあたりはお好みで。

スケート教室ってどんなことをするの?

私はひとつのリンクの教室に通っているだけなのでここのことしかわかりませんが。私の通っているリンクでのレッスンについて、書いてみました。

初心者でも個人レッスンを受けてもいいの?

むしろ、初心者こそ個人レッスンを受けることをおすすめします!

スケート教室は先生ひとりでたくさんの生徒を相手にするので、ひとりひとりに対して丁寧なアドバイスをする余裕はありません。

ですが、個人レッスンはずっと先生が自分だけを見ていてくれて、自分のためだけのアドバイスをくれます。なので、当然上達も早いです。

スケート教室でできなかったことを個人レッスンで先生に聞いてレッスンしてもらってもいいですし、質問も仕放題なので「どうしたらいいんだろう?」とひとりで悩む必要もありません。

そしてなにより、「変な癖が付く前にちゃんと教えてもらったほうがいい」これが一番重要なポイント。

一度ついてしまった癖を直すのって本当に大変。私がお世話になっている先生も「スケートを始めてすぐに個人レッスン受けてくれてよかった」って言ってました。

最初は2人とかでグループレッスンをお願いしてもいいと思います。

慣れてきたらひとりでぜひ個人レッスン受けてみてください。濃密なレッスンが受けられますよ。

1年でどのくらい上達するの?

2019年6月からレッスン開始。

日々のレッスン記録とは別に、自分の成長記録としてサマったものを公開していきます。

成長記録のすべての記事の一覧はこちら

1年間フィギュアスケートをやってみて思った「上手になるためのコツ」みたいなのも記事にまとめました。